肛囲皮膚炎(肛門湿疹)

肛囲皮膚炎(肛門湿疹)

頻回の下痢、汗などの刺激、何日もお風呂に入れなかったとき、長時間のドライブやサイクリング、ウォシュレットの使いすぎなどにより、本来は弱酸性の肛門皮膚の抵抗力が弱くなってしまい、真菌による炎症がおきて赤くかぶれた状態です。女性ではカンジダ膣炎や月経が原因となることがあります。

症状

主な症状はかゆみで、強いかゆみを伴うこともあります。肛門がひりひりしみるように痛むことがあります。かゆみで皮膚を掻いたりして皮膚が傷つくと分泌物がでてべたつくこともあります。慢性化すると肛門周囲の皮膚が厚くなったり、深いしわができたり、色素沈着が残ることがあります。

検査

分泌物を採取し、真菌や細菌の培養で確認します。1週間ほどで結果が出ます。

治療

  • お風呂に入って肛門を洗い清潔にします
  • 石鹸やナイロンタオルで洗うのはやめましょう
  • 排便後が紙でこすらず、弱い圧でのシャワーで洗浄し、柔らかいタオルなどでやさしく水分をふき取ったります。皮膚をこすらないようにしましょう
  • アルコールやコーヒー、刺激物などは控えましょう
  • 座っりぱなしでお尻が蒸れないようにしましょう

軟膏(抗真菌薬)

1日2回塗布します。1~2週間で治癒します。
かゆみがつよいときは副腎皮質ホルモンを含んだ軟膏を併用したり、抗ヒスタミン剤を使うこともあります。またかゆみが強いと就寝中に掻いてしまうので眠剤を使うこともあります。

2~3年も悩まされ、肛門管内まで炎症が広がるケースもあります。早めに受診しましょう
鑑別として帯状疱疹や肛門パジェット病があります。帯状疱疹は肛囲皮膚炎と同様の丘疹を生じますが、分布が左右のどちらかに偏在しているため鑑別は比較的容易です。肛門パジェット病は組織を採取して病理検査を行い鑑別します。

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