腸内フローラ検査

当院で腸内フローラ検査をうけることができます

  • 下痢や便秘などおなかの悩みでお困りの方
  • 糖尿病やアレルギーなどの疾患をお持ちの方
  • お肌のトラブルがあるか方
  • なかなかダイエットに成功しない方
  • うつや認知症の疾患の方

これらのことでお困りの方は腸内フローラが関係しているかもしれません。
当院では腸内フローラ検査をうけることができますのでご相談ください。

腸内フローラとは

腸内フローラ人の大腸にはおよそ1000種類以上100兆個もの腸内細菌がすみついています。

小腸の一部と大腸にかけて多様な腸内細菌が種類ごとにまとまってびっしりと腸内の壁面に生息しています。その様子がまるでお花畑のようであることから「腸内フローラ」(腸内細菌叢)と呼ばれています。(フローラとはお花畑という意味です)
腸内フローラは1人1人それぞれ異なっています。腸内細菌叢はバランスを保っていますが、不健康な食事、ストレスや過労、抗生物質の内服などさまざまな要因で腸内フローラのバランスが崩れます。腸内環境の乱れがさまざまな病気の発症にかかわっているといわれています。最近の研究では腸内フローラが大腸がんや潰瘍性大腸炎などの腸疾患、糖尿病やアレルギー疾患、うつ病や認知症などの疾患と関連することが示唆されています。
また腸内細菌は健康長寿との関連もあります。
90歳を超えても健康な高齢者の方の腸内細菌は30歳代の若者の腸内フローラと非常に似ていることが研究で明らかになっています。
そこで当院では腸内フローラが調べられる最新の検査「Mykinso Pro」を導入しました。
少量の便を採取して頂くだけの簡単な検査方法で調べることができます。
腸内フローラ検査では腸のタイプ、主要な腸内細菌の割り合い、大腸がんになりやすい菌の有無、太りやすさの指標、腸のバランス、下痢や便秘になりやすいタイプなどがわかります。

腸内フローラ検査の流れ

Step1受付けと説明

受付けをしていただいてから、医師により検査の説明をいたします。
説明を受けてご理解いただき、検査キットをお渡しいたします。

Step2自宅で便の採取

受け取った検査キットと使って、便を採取し同封しているアンケートとともに検査会社へキットを郵送していただきます。郵送用の封筒は同封されています。

Step3検査結果の説明

検査結果はクリニックへ郵送されますので、検査結果がでたらクリニックへお越しいただき検査結果をご説明いたします。

腸内フローラ検査の価格

初回 20000円(税抜き)
2回目以降 18000円(税抜き)

腸内フローラと関連している体の不調

腸内フローラは、私たちの健康に大きな影響を与えています。腸内フローラが乱れると以下のようなトラブルが起こる可能性があります。

消化器系

  • 便秘、下痢
  • 腸炎

免疫系

  • 感染症
  • アレルギー

神経、脳関係

  • うつ
  • 自閉症
  • 認知症

その他

  • 肌のトラブル
  • 肥満

腸内フローラと肥満

肥満肥満の人と健康な人の腸内フローラでは大きな違いがあるといわれています。
腸内フローラによって太りやすいかどうかが分かれてしまうのと同時に太ることで腸内フローラも悪化してしまいます。
肥満の人の細菌叢は多様性が少なく特定の菌種に偏よっていますが、やせた人の細菌叢は多様性に富むという報告もあります。

腸内フローラと糖尿病

腸内フローラと糖尿病腸内環境は血糖コントロールとっも深く関わっています。血糖コントロールが良好な人の腸内では腸内細菌が多くみられ代謝や免疫といった体の機能に良い影響を与える善玉菌が多いことが判明しています。
日本人の2型糖尿病患者の腸内フローラの調査では腸内フローラが乱れてることや、腸内細菌が腸内から血流中へ移行しやすいことが明らかになっています。
腸内フローラのバランスの乱れにより慢性的な炎症がおこりインスリン抵抗性となります。
インスリン抵抗性により糖が十分に体に取り込まれなくなり血糖が上昇します。

腸内フローラとうつ

腸内フローラとうつ最近の研究で腸内細菌は脳の機能にも影響を与えることが分かっており「腸‐脳相関」が注目されています。
ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌はストレス反応をやわらげると考えられており、ビフィズス菌が少ないとうつ病になるリスクが3倍以上になるという研究結果もあります。

腸内フローラと認知症

腸内フローラがドーパミンという脳内物質の量を調整していることが報告されています。
ドーパミンは増えすぎると統合失調症の原因となり、少なくなるとアルツハイマー型認知症やパーキンソン病になります。
脳内の神経伝達に必要なセロトニンも腸内フローラによる影響を受けるといわれています。

腸内フローラとアルコール

腸内フローラとアルコール適度なアルコールは血行が良くなったり、食欲がアップしたり体にいい影響があることは有名ですが飲み過ぎが体にとって良くないことは周知の事実です。
アルコールを摂りすぎると腸の中で毒性が強い細菌が増えて腸内フローラのバランスが崩れてしまうことが明らかになっています。
そして腸内フローラのバランスが崩れるとアルコールが分解されなくなってしまいます。

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