特発性肛門痛

特発性肛門痛

肛門に明らかな異常、病気がないのに突然肛門の奥の方が痛くなる病気です。「特発性」というのは明らかな原因がわからないとういう意味です。

夜中に突然痛むことが多く、肛門の奥の方がツーンをしたり、締め付けられるような激しい痛みであったりします。痛みはかなり強く、つらい思いをされている方が多いです。症状の出現は数秒から20分程度で突然消えてしまいます。排便とは関係ないことが多いです。
しかし昼間に症状が出現したり、便意を催したときに痛くなり排便後に改善したり逆に排便後に痛みを感じることもあります。

まじめで神経質な人や、仕事や家庭などでストレスを抱えている中高年女性に多くみられます。

原因

はっきりとした原因は不明です。肛門括約筋の過剰収縮(痙攣)が原因と考えられています(肛門挙筋症候群とも言われています)。肛門括約筋は無意識のうちに収縮して肛門を閉め、便失禁を防いでいます。便失禁への強い恐怖などにより、この調整がうまくできなくなり過剰に収縮してしまうのです。
また肛門を支配する神経(陰部神経)の知覚異常なども原因と考えられています。

治療法

根本的な治療法はありません。入浴することで肛門の筋肉の緊張が和らぎ、心もリラックスできます。

痔疾患の座薬や軟膏が有効なこともありますが、挿入が刺激となり症状が悪化することもあります。
直腸内に便がたまると肛門括約筋が過剰に反応を起こすの下剤を使用して直腸内に
便をためないようにします。

発作が頻繁に起こる場合には疼痛薬を処方することもあります。

心身症的な要因があれば安定剤が有効なこともあります。
患者さんの抱えている問題の解決やストレスの軽減、心理的治療を行うことで症状が軽快することも多いです。

根治治療がないためいろいろな治療を試してみるとよいでしょう。

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