年齢別のお勧め人間ドックで検査

人間ドックで受けた方が良い検査

人間ドックで受けた方が良い検査一般的な健康診断では検査項目が決まっていますが、人間ドックの場合はオプションで検査項目を追加することができます。 実際にどのような検査項目を追加すると良いかの判断は難しいため、30代・40代・50代・60代の年齢別で身体の異常の傾向やおすすめの検査についてご紹介します。

人間ドックの検査項目

  • 医師診療
  • 身体測定
  • 血圧測定
  • 心電図
  • 視力検査
  • 聴力検査
  • 胸部X線
  • 血液検査
  • 尿検査

希望すると追加できるオプション

  • 腹部超音波検査 
  • ピロリ菌検査 
  • 腫瘍マーカー(CEA、CA19-9、CA125、AFP、CA15-3、PSA)
  • 麻疹、風疹、ムンプス、水痘抗体
  • HBs抗原
  • HCV抗体
  • HIV
  • 梅毒定性
  • 甲状腺
  • 血液型
  • 凝固採血
  • 便潜血検査(2回法)

30代:今後に備えるために人間ドックを

30代は生活習慣病を発症することは少ないですが、発症する要因が体内に潜んでいることが多い年代です。20代では気にすることなく過ごしていた方でも30代では未来の自身が疾患を発症しないように予防するため、検査を受けましょう。

生活習慣病の兆しを知る

空腹時血糖値と血中脂質が重要です。 とくに血糖値は上昇すると、動脈硬化が起こりやすくなります。動脈硬化は心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる疾患を引き起こします。どちらも、身体機能低下や麻痺、さらに悪化すると死に至ります。 空腹血糖値100を超えると、耐糖能異常(体の血糖値のコントロールが不良な状況)が懸念されます。

胃の疾患の兆候は胃カメラを

胃がんや食道がんは日本人の死因ランキング上位の疾患で、30代からその兆候が潜んでいることがあります。 胃カメラで胃がんにつながりやすい慢性胃炎やピロリ菌感染がないか検査することをおすすめします。

飲酒する方は腹部超音波検査を

お酒を頻繁に飲む方は肝臓の状態を検査する腹部超音波検査をおすすめします。 アルコールの過剰摂取は肝臓や腎臓、すい臓などに影響します。 基礎検診では「r-GTP」という項目で確認でき、数値が100を超えている場合はアルコールが原因で生活習慣病を引き起こすリスクが上昇します。

40代:病気のリスクが急上昇

病気のリスクが急上昇40代になると、いままで症状がなかった方も20~30代で蓄積されている体のダメージが徐々に現れます。生活習慣病の糖尿病やがんといった病気の発症リスクが上昇するため、年齢と身体の状態に合った検査を選ぶ必要があります。

腹部超音波検査は定期的に

脂肪肝や肝臓腫瘍、胆石、胆嚢ポリープといった様々な疾患は症状が目立ちませんが、定期的に腹部超音波検査で調べる必要があります。 40歳を超えた方は腹部超音波検査を年に一回受ける習慣をつけましょう。

糖尿病リスクも上昇

生活習慣病である糖尿病のリスクが30代以降に上昇します。 健診結果では血糖値・HgbA1cなどの数値から確認できます。 30代から意識してきた方は継続していきましょう。意識していなかった方も40代から特に強く意識していきましょう。

日本人の死因トップの胃がん・大腸がん

40代の日本国内の死因のトップ常にある胃がん・大腸がんの発見は内視鏡検査が有効な検査です。 便潜血検査は、費用を抑えて大腸がんなどの疾患を検査できます。便潜血陽性の方は大腸カメラを受けて 確定診断をする必要がありますが、陽性でなくても疾患が潜んでいる可能性があります。40歳を超えた方は胃・大腸の内視鏡検査を受けましょう。

50代:命に関わる重篤な疾患の発症リスクが上昇

50代は、がん・心疾患・脳血管疾患などにかかる人の割合が高くなり、自覚症状も増えてきます。人間ドックを受ける方も増える年代で、がん・心疾患・脳血管疾患などの疾患を発見できる検査項目があります。

脳卒中・心筋梗塞の早期発見

血圧・血糖値・肝機能値・血中脂質など動脈硬化の関わる数値は要チェックです。 50代は動脈硬化によって引き起こされる脳卒中・心筋梗塞のリスクが高くなります。 これらの数値に異常があった場合は放置せずに健診した病院、またはかかりつけ医を受診しましょう。

前立腺がんは転移しやすい

前立腺がんは成長してしまうと転移しやすい危険な疾患です。成長が遅く、自覚症状も現れにくいため、症状が現れたころには手遅れのケースがあります。 腫瘍マーカーによる定期的な検査で早期に発見して治療に繋げることが大切です。

心臓の疾患に注意

50代からは不整脈・狭心症・心筋梗塞といった命に関わる疾患に発展するリスクがあるため注意が必要です。 心電図で「要精密検査」の場合は循環器内科を受診して負荷心電図検査やホルター型心電図検査(一日中心電図を図る検査)を受けて、心疾患を予防・治療をしましょう。

60代:全身の定期的な検査が必須

60代はがんなどの疾患の発症リスクがピークに達します。全身のあらゆる疾患を検査する必要があるため、人間ドックで精密な検査を定期的に受けましょう。 精密検査の内容で重視すべきものを選択することも大切です。

胸部レントゲンで肺がんの早期発見

肺がんは喫煙者が減少しているが、発症者の数は少しずつ増えているのが現状です。喫煙したことないから大丈夫ということではありません。とくに男性の発症率が高く注意が必要です。 肺がんを早期発見するために胸部レントゲン検査を受診しましょう。
当院では最新のAI診断装置を導入しています。通常では見逃される可能性のある微小な病変を見逃さないよう検査を行っています。

基礎健診の項目はすべて注目

50代から注意している項目に加えて広範囲の数値に注目する必要があります。生活習慣病はもちろんのこと、血圧・血糖値・肝機能値・血中脂質・安静時の心電図などの様々な項目もしっかりと確認しましょう。

症状がなくても検査受診が必要

症状がなくても検査受診が必要60代は胃カメラ・大腸カメラなども含めて全身の健康状態を検査しましょう。 コストはかかりますが、潜んでいるあらゆる疾患を早期発見するため定期的な検査を受ける必要があります。 また、60代になると大腸ポリープや大腸がんのリスクが高くなります。大腸カメラは大腸の疾患の特定診断をするための唯一の検査です。検査中に発見された大腸ポリープをその場で切除することができ、切除することで大腸がんのリスクをさげることができます。 まだ受けたことない方も、早めに内視鏡検査などの精密検査を含めて検査しましょう。

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